「せっかく注文住宅を建てるんだから、太陽光発電を付けないと!」
「太陽光発電?電気の買取ってもうだいぶ値段が下がってるみたいだし、微妙でしょ。」
注文住宅を建てる際には、合わせて太陽光発電を検討する人も多いでしょう。
実際、私も太陽光発電に興味があったのですが結果的には付けずにそのままの屋根で注文住宅を建築しました。
でも最近になって、「もしかするとしっかり検討して太陽光発電を付けて置いた方が良かったのかもしれないなー。」と、若干後悔しています。
もし興味があるなら、一括見積をするのがおすすめです。埼玉・愛知・岐阜・三重にお住いの方は、スマートハウスであれば太陽光発電システムと、一緒に導入がおすすめの蓄電池の一括見積ができます。
もし他の地域にお住いの場合には、少し面倒ですが太陽光発電システムと蓄電池を分けて見積もりをするのがおすすめです。

この記事では、以下の内容を紹介します。
- 太陽光発電を採用しなかった理由
- 太陽光発電を付けなくて後悔している理由
- 最近の太陽光発電はどうなの?
- 今、太陽光発電をつけるならまずはこれ
もし、太陽光発電に関して気になっているのであれば、この記事を読めばリアルな体験談を知り、自分たちはどうすべきか?という判断材料になるはずです。
ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。
注文住宅に太陽光発電を設置しなかった理由
太陽光発電を設置しなかった理由は、シンプルに言うと「食わず嫌い」のような感じで、買取価格も下がってるし、お得じゃないと思っていたのが一番の理由です。
他の理由も箇条書きで上げてみます。
- 買取価格が安くなっていたから
- 屋根に負担がかかると思ったから
- 鳥によるダメージが心配だったから
- こだわりの外観に影響があると思ったから
このような理由で、太陽光発電をしっかり検討もせずに辞めてしまいました。
具体的にどんなことを考えていたのか確認してみましょう。
太陽光発電の買取価格が安くなっている
一般的な住宅に設置されるタイプの太陽光発電による売電額は、1kW当たり48円でしたが、私が家を建てた2018年には26円まで下がっていました。
「制度開始初期に買った人は儲かっていただろうけど、正直今付けても高く売れないし、そんなにメリットはないよなー。」というのが私の考えで、結局つけない選択をしています。
値段ばかりに捉われてしまったのが良くなかったのかなと。もう少し色々と調べるべきだったと思います。
太陽光発電で屋根にダメージがある
これも良く調べていなくて、完全にイメージだけで判断していましたが、住宅の屋根に重い物を載せると、屋根にダメージがあると思っていました。
実際、少なからずダメージはあるはずですが、どの程度のダメージで住宅の耐久性に影響を与えるレベルなのかどうかは全く把握できていないです。
せっかく理系なのに感覚論だけで判断してはいけなかったと後悔しています。
鳥が多いと太陽光発電にダメージがある
私達夫婦は自然を感じられる場所に住宅を建てたかったので、近くには森や広場があり鳥が集まってきます。
実際、今も鳥の糞にはそれなりに悩まされているのですが、太陽光発電も鳥の影響があると思っていました。実際どうなんでしょうか?
何となく、糞が表面についてしまうとその部分は発電できなさそうですよね。
注文住宅のこだわった外観に悪影響がある
実はこの外観に影響があるというのが、一番大きな理由です。
せっかくいい感じの外壁と、屋根の色の組み合わせでお気に入りの外観ができ上るのに、わざわざそこに余計なものを付けることに抵抗がありました。
実際には、もしかすると太陽光発電が付いているのはそれほど見えずに気にならなかったのかもしれません。
太陽光発電を付けなくて後悔している理由
私は今、太陽光発電を付けなかったこと。少なくともしっかり時間をかけて検討しなかったことを後悔しています。
普段は自分が納得するまで調べてから、必要ないと判断する根拠を明確にしてからやめるのに、理由は覚えていませんがその過程を飛ばしてしまいました。
- 実は売電価格と一緒に設置価格も下がっている
- 電気代が高いし、これからも電気使用量は増えそう
- 生活コストを下げ、安定収入が欲しい
実際に生活してみたり、最近新たに情報収集したりしているなかで気づき、後悔しています。
実は設備の設置価格も下がっている
つい、売電料金が下がっている事だけを気にしていましたが、技術が進歩しているのに太陽光発電だけが進歩していないということはありませんよね。
実際、太陽光発電の発電効率も向上していますし、設備を自宅に設置する際にかかる費用も下がってきています。
結果的には回収が必要な初期投資額が小さくなっているので、そこと比較すべきでしたが初期投資額は従来のまま、売電単価だけが下がっているとして考えてしまったのが良くなかったですね。
やはり思い込みではなく、最新の情報に触れる必要があります。
電気代が高いし、これからも高くなる
社宅で住んでいた賃貸住宅に比べると部屋数も多くなっていますし、それぞれの部屋も広くなっています。
実際に生活してみると分かりますが、やはり夏と冬の電気代がかなり高くなってしまうんですよね。食洗器やドラム式洗濯乾燥機を取り入れたのも影響しています。
ただでさえ電気料金の単価も上がっている中で使用量も増え、これから子供が増えるともっと電気代は高くなっていくでしょう。
節約すればいいのかもしれませんが、そこを我慢して生活の質が下がってしまうのであればそれはできるだけ避けたいです。
自家発電して電気料金を下げれるのであればそれは魅力的だったなーと思います。
生活コストを下げ、安定収入が欲しい
自家発電ができれば、月々の電気料金を下げ上手くいけば売電収入を得ることができます。
月単位で見ると雨が降ったり、日照時間が変わったりと安定しないかもしれませんが、大体年単位で考えればある程度安定するのではないでしょうか?
やはり計算できる安定収入があると、精神的にも安心できますし生活も楽になりますよね。
段々将来的なことも考えるようになり、やはりつけておくべきだったなと強く感じています。
最近と未来の太陽光発電事情
最近の太陽光発電事情はどうなっていて、私たちが2軒目を建てるような未来はどうなっているの良そうなのかを確認してみます。
最近の太陽光発電事情
まず、最近の太陽光発電の状況を簡単に確認しておきましょう。特に住宅用を中心に確認していきます。
売電価格
2020年の売電価格は10kW未満の住宅用の場合、21円になりました。2019年までは出力制御対応有無によって変わりますが、24円以上だったので、3円の減額です。
固定価格買取制度であるFIT制度は少なくとも2020年に関しては維持され、その期間は10年です。
設置費用の下落
産業用の10kW以上を例に取ると、2012年に1kW当たり40万円程度であった設置費用は、2020年度には15万円とはんぶんいかにまで下がっています。
一方で買取価格は3分の1程度まで下がっているので、嬉しさは小さくなっていますが、それでも土地を保有していたり、メリットが出る場所だったりする場合は利益が出るような状態です。
売電期間終了後
売電期間が終了した場合には、いくつかの選択肢があります。
一つは、大手電力会社や新電力会社と個別に契約し、売買する方法で従来の固定価格に比べると大幅に安くなりますが、それでも余剰分を無駄にせずに済みます。
もう一つは、自家消費で使い切る方法です。電気自動車を導入したり、蓄電池を導入して電気を貯め、なるべく買わないスタイルも選択肢の1つですね。
まだまだメリットが大きい
実は、余剰電気を売るよりも購入する電気の量を減らせることに大きなメリットがあります。
発電単価の安い原子力発電所の停止や発電単価の高い再生可能エネルギーの普及によって、電気代は年々高くなっているためです。
今はまだ固定価格買取制度もありますので、メリットは十分にあるでしょう。
未来の太陽光発電事情
将来的に、太陽光発電はどのようになっていくのでしょうか?
2020年は固定価格買取制度が継続されていますが、早ければ2021年度から制度が大きく改定される可能性があります。
もし設置を検討しているのであれば、ある程度先が想定できる固定価格買取制度があるうちに設置するのが良いでしょう。
それ以降であれば、自家消費など支払うお金を少なくするような検討を進めるのが良さそうです。
今、太陽光発電をつけるならまずはこれ
もし太陽光発電を検討しているのであれば、まずは専門業者への見積もりを始めるのが良いでしょう。
できれば、複数業者に太陽光発電を設置したい場所などの連絡をして、見積もりを見比べてみるのがオススメです。
また、事業用として始める場合には固定価格買取制度がある現状がチャンスなので、投資用物件を専門で扱っている業者に依頼すると良いですね!