「注文住宅って時間がかかるみたいだけど、間取りが決まるまでってどれくらいの期間がかかるのかな?」
「注文住宅を建てた人がこだわったポイントや後悔していることが知りたい!」
注文住宅の間取りについて考え始めると、このように考える人も多いでしょう。
私も同じように間取りを考えている際には不安を感じたり、「これでいいのかな?」と思ったりすることがありました。
この記事では私の体験談を元に、以下の点を紹介していきます。
- 間取りを決めるまでにどれくらいの期間がかかったか
- 間取りの決め方や流れ
- 注文住宅の間取りでこだわったポイント
- 注文住宅の間取りで失敗したなと思う点
あくまで私達夫婦が経験した内容ではありますが、多くの方が似たような悩みを持つのではないかと思っています。仕様の話はまた別の記事で整理していきます。
この経験談を読んでもらうことで、1つでも参考になる内容があれば嬉しいです。
それでは早速確認してきましょう。
注文住宅の間取り確定までの期間
久々に、注文住宅を建てている時に業者さんからもらった資料や、打ち合わせの際に使用した資料などを確認しています。とても懐かしいですね。
私達は、土地を購入してから土地の引き渡しまでの期間が持ち主さんの都合で10か月程度ありました。
そのため、間取りを決める打ち合わせの期間は一般的な注文住宅に比べると、少し長かったかもしれません。
色々と資料を見返してみると、2016年の9月に初めて業者さんに行きしばらくは業者さんを選定する期間として、話を聞いたり見学会に参加したりしました。
その際の記事はこちらをご確認ください。


その後、契約をする際に必要な大体の間取りと土地の決定までは約3ヶ月程度で、2016年のクリスマスに契約をしています。
ここまでに決めたのは、以下のような内容です。
- どこのどれくらいの広さの土地を購入するか?
- どれくらいの広さの建物を建てるか?
- 大体の間取り
- その他大体のイメージ
この時点で、手付金を支払うことで契約を交わし、具体的な間取りや仕様に関してはこれ以降に細かく決めていきました。
長くかかっていたと思いましたが、間取り決定だけだと正味2ヶ月くらいでしょうか。土地が決まっていたので、実はスムーズに決まっていますね。
注文住宅の間取りの決め方・流れ
私達の場合には、土地が決まっていたのでその中で希望を叶えられるような間取りを決めていきました。
このあたりは、先に間取りを決めてしまってからその家が建てられる土地を探す場合もあるかもしれませんね。あくまで一例として参考にしてください。
それでは順番に確認していきましょう。
1.部屋数と大体の広さを決定
まず初めに決めたのは、部屋数と大体の広さです。あまり大きなこだわりはなかったのですが、具体的に話したのは次のような点です。
- 太陽光が入る広いLDKにしたい!
- 寝室は夫婦一緒でいい
- ウォークインクローゼットに寝室からアクセスしたい
- 子供は2人か3人だけど決めてない
- 家事のしやすい動線にしたい
- 駐車場には2台止めれればいい
- 庭でバーベキューと小さい畑をしたい
- リビング階段に憧れる
- 化粧や裁縫ができる家事室が欲しい
これぐらいの要望は最初に伝えたと思います。結果的にすべて満たす間取りを作ってもらえたので、優秀な営業さんと設計士さんだったんだなと改めて感じています。
この要望を元に、大体の間取りイメージを2プランほど作ってもらい、そこから決めていくことになりました。
2.プランの絞り込み
この文章を書きながら段々思い出してきましたが、2つのプランのうち片方のプランについて妻も私も気に入ったので、そちらを主軸に進めていくことになります。
その後は、少し細かめの話を色々として、洗面の広さを少し変えたり、トイレの位置を変えたり、クローゼットの位置を変えたりする案を検討しました。
でも結果的には一番最初の案からほとんど変わらずに、ウォークインクローゼットのアクセス位置を調整するのみで最終的な間取りが決まりました。
事前に、依頼する建築業者で建てている完成住宅見学会に4,5軒は訪れていて、毎回同じ営業さんと1時間程度コミュニケーションを取っていたのもスムーズに決まった理由ですね。
こちらの要望をかなり理解してくれていましたし、妻の方が決定権があり、私が妻を優先することもわかっていたのでかなりスムーズでした。
まとめ
もっと項目数が多くなると思ったのですが、2番までで終わってしまいました。コミュニケーションを頻繁に取ったことで、工程としてはスムーズに終わったのではないかと思います。
結果的に、デザインとしてはほぼ希望通りの住宅を建てられたのでとても満足していますし、かなりこだわりを詰め込めたのではないでしょうか。
注文住宅の間取りでこだわったポイント
ここからは、間取りに関して私たちがこだわったポイントを簡単に紹介していきます。それぞれ細かい内容については個別の記事で紹介していきます。
長方形に広いLDK
一戸建てを建てる前に住んでいたマンションのLDKはLとDKが分かれている感じで、ご飯を食べながらとか、料理をしながらテレビを見れませんでした。
妻はそれが気に入らなかったようで、一戸建てを建てる時には、LDKが1つの長方形になるような、広いスペースを取りたい!と言っていました。
最終的にリビングは22畳とかなり広く取れたと思っています。60インチのテレビを置いたので、キッチンで料理をしながらも見えていい感じですね!
リビング階段
ここだけは私が希望した唯一のポイントです。
家族全体が集まるようなリビングに憧れていて、玄関から寝室や子供部屋に行く際に、リビングを通るようにしたかったんですよね。
もしかすると将来子供は嫌がるかもしれませんが、友達が遊びに来たときでも顔を合わせることは重要だなと思っています。
子供部屋は将来仕切れる
子供は欲しいと思っていましたが、人数はまだ決めていませんでした。
2人以上3人以下かなーという話をしていて、ある程度将来に備えてカスタマイズできるような状態を作っておきたいと思い、希望しました。
結果的には、9畳の部屋に2つのドアがあり、将来的に子供が増えた場合には分割できるような形にできています。
今は私の仕事部屋として活用していますが、広すぎてもったいないですね。
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは2ヶ所に作りました。
寝室からアプローチできる方には、布団などの寝具と、妻と私の衣類を集約する形にしています。
またもう一つは階段を上がってすぐの所で、各部屋に収納をほとんど設けずにクローゼットに集約できるようにしています。
洗濯乾燥機のある洗面から階段を上がってすぐですし、ベランダからも入ってすぐの場所なので、いい場所に設置できたと思っています。
水回りの動線
共働きで今後も頑張っていくつもりでしたので、家事は私と妻で分担してやる予定です。
出来る限り毎日行う必要のある家事は効率よく行いたいということで、特に水回りの動線は、キッチンと洗面・浴室を回遊できるような状態にしました。
これは今でもとても便利なんですが、洗面はドアが2ヶ所あるので妻と同時に別のドアから入ってくることがあって、笑いのネタになっています。
こうして、楽しんで生活ができているのはとても幸せですね。
注文住宅の間取りで失敗した点
「期待通りの間取りを実現できたか?」と言われれば、間違いなく「実現できた!」と答えられます。
でも、2年間住んでみて間取りに関して失敗や後悔を感じていないか?と言われると、感じていないとは言えないのが現状です。
もちろん、建築業者さんに不満があるわけではなく、あまりにも期待通りの間取りができてしまったので、あまり深く他の選択肢を検討しなかったなーという感じです。
比較もしなかったので、もちろんメリットやデメリットに関しても深く確認できておらず、結果的にデメリットが気になってしまう点はあります。
例えば、リビング階段は暖かい空気が2階に流れてしまうので、寒いですし、長方形に広いLDKはエアコンの冷暖房がなかなか効きにくいです。
そのような課題をきちんと事前に把握した上で、それでも今の間取りがいいとなっていたら気持ちは違うのかもしれませんが、十分検討できていなかったので、少し後悔しました。
言い換えると、十分にメリットデメリットをいろいろな点に関して考えていなかった点が、失敗だったし後悔している点といえます。
注文住宅の間取りについてまとめ
注文住宅において、間取りを決めるのはその後の生活スタイルを決めるといっても過言ではありません。
土地が決まっているかどうかによって間取りを検討する期間は変わるかもしれませんが、注文住宅であってもそう長くはかからないでしょう。
特に完成住宅見学会や事前打ち合わせで好みを共有できているならば、思ったよりも早く間取りが決まっていくかもしれません。
将来を見据え、さまざまな選択肢を比較検討しながら決めていくことをオススメします。
必ずしも、最初に思いついていた、ずっと願っていた仕様がもっともよいかといわれると、そうではない場合もあります。
少しでも時間をかけて多くの選択肢を比較し、メリットデメリットを洗い出してから、最終的な結論を出すようにすれば、後悔も減るでしょう。
ぜひ、時間を確保して取り組んでくださいね。